気が付くと、一秒前の私が過去の私となって
名残惜しそうに今の私を見つめている
そうして、今の私は一秒後の未来の私に
思いを馳せるのだ
時はどこにながれてゆくのだろう
この世界の果ての果てに
時が落ちてゆく底のない滝が
あるのだろうか
気が付くと、一秒前の私が過去の私となって
名残惜しそうに今の私を見つめている
そうして、今の私は一秒後の未来の私に
思いを馳せるのだ
時はどこにながれてゆくのだろう
この世界の果ての果てに
時が落ちてゆく底のない滝が
あるのだろうか
食べ始めると、止まらない。
食べ始めたら、何も考えない。
ふと急に、お腹がくるしくなる。
もう、いっぱい。食べられないよ。
それでも。
それでも、食べずにはいられない。
もっと、もっと、もっと。
気持ち悪くなるまで。
胃に血液が集中して、動悸がはやくなって、胸が苦しくなるまで。
そして、今食べたものを、全て吐き出してしまいたくなる。
何のために、食べるのだろう。
なぜ、食べずにはいられないのだろう。
心の奥に溜まった滓を、食べたもので覆い隠そうとしているのだろうか。
そうして、後に残るのは、後悔の念だけなのだ。
毎日毎日、いろいろ辛いことやしんどいことがあって、文句ばっかり言っているけれど。
生きるためにはやらなければいけないことなので、途中で投げ出すわけにもいかない。
そういうジレンマを抱えながら、みんな生きてる。
わかっちゃいるけど、やっぱりしんどい。
何のために、私はコレをやっているのかと、毎日毎日問う中で、ただ生きていくためだけでなく、
本当は、欲しいものがあるからだと、気付いてはいるのだ。
私は欲張りな人間だから。
忍耐と強欲は危ういバランスで保たれている。
春は、旅立ちの季節
新しい時間が流れ始める
そんな風に世界がせわしなくなる
背中を押されても、最初の一歩が踏み出せない
そういうときもある
大丈夫
人の波に時間の濁流に
流されないで
大丈夫
流れに足を取られないように注意しながら
最初の一歩を踏み出そう
夜、ふと目を覚ます。
例えば、夢の中で何かに追われていたりして。
動悸がして、息苦しい
圧迫感
非現実的な感覚
そんなモノが一気に闇とともにまとわり付いてくる。
ここは、どこだろう。
私は自分がどこにいるのか、まして誰なのか暫し混乱する。
夜、という暗闇しかない空間の中で
私は手足をばたつかせて
もがくしかないのだ。
まるで、まだ夢の中にいるかのように。
君の口から聞きたくなかった。
悲しい言葉
君は肩をこわばらせ、唇を噛み締めている。
「何もかもみんなメチャクチャになればいい」
じっと一点を見つめる瞳からは
堪え切れなくなった熱い涙が一粒こぼれた。
私は胸が痛くなってただ君の背中をさすっていた。
「そうか。そんなふうに思ったの」
今はありのままを受け止めることしかできないのか。
私はただただ悲しくて。
そんな思いに囚われてしまった君のことが
悲しくて。
どうしたら、私は君の呪縛を解くことができるだろう。
君のその涙で曇った瞳にはなにが写っているのだろう。
わたしの父は日曜大工が趣味だ。
子供の頃は大きな本棚を作ってもらった。
父に似てお世辞にも上手とはいえない
無骨な本棚
でも父の手作りが嬉しかった。
今でも飾り棚や小物を作っている。
腕は少し上がったようだ。
その父は、木工用の接着剤のボンドのことを
「ポンド」と言う。